2014.10.05 Sunday
モーツァルト
JUGEMテーマ:読書
モーツァルトが作曲の指導をしてやっていた年下の友人ゴットフリート・ジャカンは、モーツァルトの愛情の細やかさに感激して、次のように書いた。
「心のない天才などあり得ない。知性と想像力が合体しても、天才はできあがらない。愛情! それこそ天才の精髄だ」
ジャカンはモーツァルトの死後二ヵ月して、この世を去った。
交響曲41番、第二楽章、うねるような憂愁が魂を削る。モーツァルト31歳、なんという深い悲しみだろう。悲しみの核は未完の遺作『レクイエム』へ受け渡される